【No.9】被害者の対応?
警察の捜査は被疑者を検挙することを目的に行っており必ずしも被害者が期待する捜査を全て行っているわけではない。被害者遺族の立場から捜査の範囲を要求されても対応できないこともある。 検察としては被害者、ご遺族に対して誠意をもって対応することにはしている。しかし、検察官は証拠に基づいて説明しているのに、それを理解してもらえないということは非常に困る。検察官は得られた証拠の範囲でしか対応できない。被害者の感情は分かるが感情だけでは動けない。被害者遺族は、証拠に基づいて刑事事件は動いているということをしっかり理解することが大事である。
再生時間:00:04:08:29
【出演】
元さいたま地方検察庁検事 依田隆文
元宮城県警察交通警察官 佐々木尋貴
【インタビューアー】
交通ジャーナリスト 柳原三佳
私(佐々木尋貴)は交通事故の調査を始めてから多くの被害者や遺族の方々、弁護士と接する機会がありました。そこで気付いたことがあります。
私がこれまで警察という捜査側で交通事件事故処理していた時、何ら疑問に感じず、ごく当たり前のことだと思っていたことが実は被害者、遺族には全く未知の世界だったことが沢山あったのです。その未知の世界ゆえに抱く不安や疑問に何年もの歳月を悩み続けている方もたくさんおられました。
ちょっとした知識を得るだけで解決できる不安や疑問はたくさんあります。
この動画は長年交通事故被害者、遺族、司法問題などを取材してきたジャーナリスト柳原三佳氏がインタビューアーです。彼女が見てきた多くの被害者、遺族が抱いている不安や疑問に元さいたま地方検察庁交通部長検事依田隆文氏と元宮城県警察交通警察官佐々木尋貴が端的にお答えしています。
関心のあるところからお入りください。