遣米使節団に随行、俳人・加藤素毛が現地で詠んだ句
『開成をつくった男、佐野鼎』を辿る旅(第17回)
裂(さく)る程 車のおとも 暑さ哉(かな)
これは、幕末の1860年、「万延元年遣米使節団」に随行した加藤素毛(かとうそもう)という人物が、パナマ地峡を横断する蒸気機関車の中で作った俳句です。
アメリカへ向かう途中、日本人として初めて乗車した蒸気機関車。
耳をつんざくような汽笛と鉄道の軋み、そして激しく吐き出される蒸気の轟音は、赤道に近い南米の地の猛烈な暑さに拍車をかける・・・、この句には、そんな思いが込められているのでしょう。
Japan Business Pressに連載いたしますので、ご覧ください。
遣米使節団に随行、俳人・加藤素毛が現地で詠んだ句
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