【大阪弁護士会】
SBS(乳幼児揺さぶられ症候群)をめぐる国際セミナー
●開催日時
2019年2月12日(火)18:30~20:30
●場所
大阪弁護士会会館 2階203・204
-> 参加申込書はこちら
●案内
乳幼児揺さぶられ症候群『(Shaken Baby Syndrome)略してSBSと表現される。
但し、近時「揺さぶり」という表現を避ける趣旨で、「虐待性頭部外傷」(Abusive Head Trauma)略して、AHTと表現されることも多い』に対しては、アメリカやイギリス、スウェーデン等諸外国で、その理論的根拠等を疑問視する見方が強まっています。
しかし、現在も我が国ではこの理論が刑事手続や親子分離手続等に重大な影響を及ぼしています。
そこで、SBS・AHTの問題点について、海外から講師をお招きして、海外の知見や議論状況をご紹介頂き、その問題点を広く認識してもらうことを目的としたセミナーを開催します。
会員だけではなく、医療関係者、児童福祉関係者、報道関係者等、多くの市民の方々も参加頂けます。
皆様、是非ご参加頂きますよう、ご案内申し上げます。
●講師
ウェイニ―・スクワイア氏(神経病理学 医師)
オクスフォード・ラドクリフ病院の神経病理学上級専門医で、脳発達の病理を専門とし、査読付雑誌に100以上の論文を掲載しておられ、特に乳幼児の突然死の病理について研究してこられた世界的にも著名な神経病理学者です。
アンダース・エリクソン氏(法医学 医師)
ウメオ大学法医教授。スウェーデン法律諮問委員会の顧問医師として証言され、SBS仮説における2014年スウェーデン最高裁の無罪判決を導くにあたって、重要な役割を果たされました。2016年のSBU(スウェーデン政府機関の医療技術評価協議会)報告書を執筆した委員会のメンバーでもあります。
笹倉香奈氏(刑事訴訟法)
甲南大学教授。法学研究者や弁護士が中心となって立ち上げられたSBS検証プロジェクトの共同代表で、SBS理論に基づき、誤った訴追を受けた方々への支援活動を進めておられます。