乳児「揺さぶり死」で父親に無罪判決 検察の主張はなぜ崩れたのか?
揺さぶられっ子症候群とは何なのか? 逮捕された多くの親たちが無罪を訴えています。
乳児「揺さぶり死」
父親が生後1か月半の我が子に対する傷害致死罪に問われていた裁判員裁判で、大阪地裁は11月20日、無罪の判決を言い渡しました。
刑事裁判では99%が有罪となるだけに、翌日の新聞やテレビは、このニュースを次のような見出しで大きく報じました。
【Yahooニュース】
<乳幼児揺さぶり死 父親無罪 大阪地裁判決『原因に疑い残る』>(『読売新聞』2018.11.21)
また、同日、インターネットで配信された読売新聞ニュースでは、判決の概要を以下のように報じていました。
生後1か月の次男の体を揺さぶって死亡させたとして、傷害致死罪に問われた父親の工場作業員楢崎淳二被告(32)の裁判員裁判の判決で、大阪地裁は20日、無罪(求刑・懲役6年)を言い渡した。大寄淳裁判長は「揺さぶりを原因とするには合理的な疑いが残る」と述べた。
楢崎被告は、2016年10月、大阪府内の当時の自宅で、一緒にいた次男の陸ちゃんが泣きやまないことにいら立ち、頭を繰り返し揺さぶるなどし、死亡させたとして起訴された。
次男には死亡時、急性硬膜下血腫や眼底出血などの「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」の症状がみられた。公判で検察側は「頭を揺さぶる以外では生じない症状で、外傷もなかった」とし、被告の揺さぶりで脳が損傷したと主張。弁護側は暴行を否定していた。
詳細記事は柳原三佳 Yahooニュースをご覧ください。
【Yahooニュース】
乳児「揺さぶり死」で父親に無罪判決 検察の主張はなぜ崩れたのか?
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