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■クルマ社会を問い直す会総会と講演会のお知らせ
クルマ社会を問い直す会では第20回2014年度総会と、ジャーナリストの柳原三佳さんによる講演会
「交通事故裁判の問題点 〜取材から見えてきた『危険運転』の現実〜」
を開催いたします。
柳原三佳さんは
『柴犬マイちゃんへの手紙〜無謀運転でふたりの男の子を失った家族と愛犬の物語』や
『交通事故被害者は二度泣かされる』、
『交通事故鑑定人―鑑定歴五〇年・駒沢幹也の事件ファイル』、
『これでいいのか自動車保険』
他、交通裁判をテーマとした多数の著書で知られております。
交通犯罪に関しては法制度としての厳罰化は進んだものの、 悪質な事例でも執行猶予が付いたり、 裁判の段階で骨抜きになることが多いのが実情です。
そこで、これまで交通事故の裁判を多く傍聴してきた柳原さんに、 交通事故の裁判の問題点についてお話を伺ってみたいと考えています。
皆様にも奮ってご参加頂き、議論を盛り上げてくださいますようお願いいたします。
日時
2014年4月26日(土)
12:30〜15:00 総会
15:30〜17:30 講演会
「交通事故裁判の問題点 〜取材から見えてきた『危険運転』の現実〜」
講師・柳原三佳さん
18:00〜19:50 懇親会
会場:
北沢区民会館「北沢タウンホール」三階ミーティングルーム(第三集会室)
東京都世田谷区北沢2-8-18
[交通]小田急線・京王井の頭線下北沢駅南口徒歩5分
☆ 講演会には会員以外の方の参加も歓迎いたします。
参加費:無料(懇親会は実費)
『朝日小学生新聞』2014.2.1で『柴犬マイちゃんへの手紙』が取り上げられました。
●『柴犬マイちゃんへの手紙 無謀運転でふたりの男の子を失った家族と愛犬の物語』(著・柳原三佳)
祖父母、その愛犬マイちゃんと散歩に出かけた9歳と6歳の男の子は、歩道に突っ込んできた車にはねられ命を落とします。
危険な運転が引き起こした事件を取り上げ、取り調べや裁判の様子、残された家族の悲しみ、怒り、そして犬のマイちゃんの存在をえがき、命の大切さを伝えます。
『朝日新聞』2014.1.29 オピニオンに、柳原三佳のコメントが掲載されました。
■暴力団/自動車保険からの排除は危険
自動車保険の約款に暴力団員と契約しないという条項を加える損保会社が増えています。任意保険に入らないままハンドルを握る組員に事故を起こされたらどうなるのか。被害者救済という観点から、多くの問題があると言わざるを得ません。
交通事故の損害賠償額が最も大きくなるのは、被害者が寝たきりになるなど重度の後遺障害を抱えるケースです。介護ヘルパー費や住宅の改造といった出費がかさむため、過去の裁判では4億円近い賠償命令が多数出ています。しかし、加入が義務づけられている自賠責保険の支払額の上限は4千万円。相手が任意保険に入っておらず、支払い能力もなければ、被害者は泣き寝入りするしかありません。
相手が無保険だと、事故後の交渉も大変です。例えば信号待ちで停車中、無保険の組員に追突されてしまったとします。任意保険には「示談代行」という無料のサービスがあります。これは賠償責任を負った当事者の代わりに、損保会社が過失の割合や保険金の支払額について相手側と話し合いをしてくれるものですが、契約者側に過失がない場合は対象外です。
つまり、このケースでは、被害者が直接、保険を使えず自腹を切ることになる組員と交渉することになりますが、それがいかに困難であるかは明白です。
そもそも無保険で車を走らすこと自体、非常識です。交通事故被害者への損害賠償は不可欠であり、十分な賠償ができないことで、被害者と家族の人生を台無しにする恐れがあります。実際に、これまでも何件もそうした声を取材してきました。一方的な契約拒否で無保険車の増加に追い打ちをかけるような、損保会社の取り組みは見直されなければなりません。
損保会社が、暴力団による保険金詐欺を防ぎたいという事情も、悪質な運転で事故を引き起こすような組員に保険金を支払いたくないという気持ちも理解できますが、被害者救済のためにも対人・対物といった賠償保険だけは引き受けるべきです。保険から暴力団を徹底的に排除するのであれば、その前に、組員に免許を与えない、車を売らない、車検も通さないという取り組みをすべきでしょう。順序が逆です。
被害者は加害者を選べません。無保険の車やバイクが横行し、さらに暴力団排除で、その状況が進むことになるなら、いっそのこと自賠責の上限を無制限にするべきだと考えます。これまでも主張してきましたが、自動車保険の収益源を恐れる損保業界の思惑が背景にあるのか、なかなか実現しません。
この問題は暴力団排除という風潮に便乗し、支払い保険金、つまり、「自社の損害」を少しでも減らしたいという損保会社の体質が表れていると感じます。
柳原三佳(やなぎ・はら・み・か)さん
63年生まれ。交通事故や司法問題をテーマに執筆。著書に「自動車保険の落とし穴」、事故で男児2人を失った家族を描いた「柴犬マイちゃんへの手紙」など。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140111-OYT8T00642.htm?cx_thumbnail=02&from=yolsp
「読売新聞」2014.1.11(夕刊)に、著者インタビューが掲載されました。
●『柴犬マイちゃんへの手紙』無謀運転の被害者取材
ノンフィクション作家の柳原三佳さんが、無謀運転の乗用車にはねられて2人の男の子を失った家族に取材して書いた本『柴犬マイちゃんへの手紙』(講談社、小学高学年から、1200円)が刊行されました。
柴犬のマイちゃんは、2010年12月の夜、飼い主の東京都内に住む祖父母と、遊びに来ていた2人の孫と一緒に散歩中、信号待 ちをしていた歩道で事故に遭いました。
マイちゃんは無事でしたが、いとこ同士の孫2人は亡くなり、祖父母も大けがをしました。
2人の男の子は散歩の前、大好きなマイちゃんに宛てて手紙を書いていました。それは後日、祖父母宅から書きかけのまま見つかりました。
柳原さんは、突然、事故に巻き込まれた家族の心情をつづりながら、加害者が警察から検察庁に引き渡され、裁判にかけられるまでの過程についても分かりやすく解説しています。
「車はおもちゃではありません。子どもたちが近い将来、加害者にならないための教育が大切です」
と柳原さんは訴えています。
「読売新聞」2014.1.11 夕刊掲載
『プレジデント』(2014.1.13号)新春特別開運号、ニュースファイルのコーナーに、下記タイトルの記事を執筆しました。
<暴排で”無保険”暴力団員の車に轢かれたら>
明日、12月17日(火)、ラジオ日本『岩瀬惠子のスマートNEWS』に、柳原三佳がゲストで生出演します。
新刊『柴犬マイちゃんへの手紙』をテーマに、危険運転致死傷罪について対談します。
朝8時頃から約20分間です。
朝早い時間帯ですがどうぞよろしくお願いいたします。http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/smart.php
『週刊現代』(2013.12.14号)の特集記事、
『もしマル暴のクルマにはねられたらどうなるの?』
でコメントしています。
自動車保険の暴排条項、本末転倒ですね。
『女性自身』(2013.12.10号)に、柳原三佳の執筆記事が掲載されています。
愛する孫たちとの『愛犬散歩』が暗転
祖父母が明かす暴走事故の悲痛3年間-----
『事件から2年半。私たちに届いた亡き孫たちの書きかけの手紙』
*新刊『柴犬マイちゃんへの手紙 無謀運転でふたりの男の子を失った家族と愛犬の物語』(柳原三佳著・講談社)にご登場いただいた、水島さんご夫妻のインタビューです。