【続報】奈良県警・留置場内変死事件
留置中に死亡した医師
遺体に残る無数のあざは、取り調べ時の暴行によるものなのか?
「死因は急性心筋梗塞」と否定する県警に遺族が怒りの反論
2016年、冤罪ファイル本誌がいち早く報じた「奈良県警・留置場内変死事件」(2016年11月号)。
その後、法医学者が奈良県警を告発するという異例の展開を見せ、年末にはテレビ等でも大きく報じられた。巻頭でも掲載した通り、遺体には広範囲にわたって皮下出血と見られるどず黒いあざが確認されたにもかかわらず、県警は死因を「急性心筋梗塞」(病死)と断定。
納得できなかった遺族は「暴行死である」として県警を相手に提訴し、一審判決は2016年12月末に下された。今号は遺族の証言と警察の反論を検証しながら、男性医師の死の真相を検証する。
取り調べ中の暴行で男性死亡!?
【告発】法医学者が奈良県警を告発
写真一挙公開!
「警察の留置場に拘留中、男性医師が死亡したのは、取り調べ中の暴行が原因だ」
昨年11月、法医学教授が奈良県警を「特別公務員暴行陵虐致死容疑」で告発した。
遺体に残る内出血の跡はいったい何を意味するのか・・・・。
冤罪ファイルNo27 2017.1.27