交通事故遺族による著書・追悼本のご紹介
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たくさんの思いがぎっしり詰まった本を、ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。
(柳原三佳)
つかの間の天使
メモリアル尚己
↓クリックすると大きい画像と本の一部がご覧頂けます。
発行日:2002(平成14年)年11月25日
著 者:田代祐子
発行者:田代文雄
領 価:2000円(送料340円)
(青森県内の図書館に寄贈されています。また、青森県内の一部書店、 生命のメッセージ展会場でも取り扱っています。)
寄贈先図書館、入手方法等についてのお問い合わせ:
田代さん方(電話0178-88-1453)
青森県三戸郡階上町蒼前東7−9−323
東奥日報
2002年12月6日新聞記事より
階上町の主婦田代祐子さん(43)が、交通事故で亡くなった二男尚己(なおき)君=当時八歳=との思い出をつづった追悼本「つかの間の天使−メモリアル尚己」がこのほど出来上がった。八年と十一日の短い生涯だった尚己君の人生を形に残し、事故防止につなげたいと自費出版した。追悼本は千部製作、県内の図書館などに寄贈する。
尚己君は、二〇〇一年六月、小学校に登校途中、乗用車にはねられて亡くなった。田代さん一家にとって末っ子の尚己君は、いつも家族の中心にあった。その笑顔が突然消えた。田代さん夫婦は子供の死と向き合う悲しみに加え、尚己君の死が多くの交通犠牲者の一人として忘れ去られることに苦しんだ。
「できれば静かに暮らしたかった」と田代さん。しかし、それができなくなった時に「尚己のために何ができるか考えた」という。本を書くためにパソコンを始め、全国の遺族とも連絡を取り合った。多くの人に励まされるうちに、声を出したくても出せない人の分もと思えるようになった。
出来上がった本は、B5判百四十四ページ。全体は七部構成になっており、前半は尚己君と家族の思い出、保育園、小学校の父母、同級生らのメッセージ。後半は祐子さんと父文雄さん(43)の手記などを載せている。
祐子さんは「書き始めたのは個人的な思いからだったが、今はたくさんの人に読んでもらいたい。私たちのように悲しい思いをする人が一人でも少なくなれば」と話す。本は図書館などに寄贈するほか、希望者に実費で販売する。価格は一冊二千三百四十円(送料込み)。問い合わせは階上町蒼前東七ノ九ノ三二三、田代さん方(電話0178-88-1453)へ。
兄ちゃん、頑張ってたね
鈴木晃一追悼文集
発行日:平成13年12月
発行者:鈴木茂雄・ひろみ
領 価:1500円(送料別)
(生命のメッセージ展会場でも取り扱っています。)
入手方法等についてのお問い合わせ:当サイト管理者へメールにてご連絡ください。
support@mika-y.com
「はじめに」全文
息子の突然の交通事故死。
交通事故の報道は良く見聞きしますが、まさか息子が事故に遭うとは想いも依りませんでした。
晃一がどうしても行きたかった会津大学、会津で出会った人々、「将来も会津で暮らしたいから東京には帰らないよ」、とまで言わしたその地で、横断歩道を青信号で横断中に信号無視の車による死。
息子の無念。私達遺族の怒り、無念。癒されない日々。
息子の会津での生活をほとんど知らなかった私達は、会津の方々から晃一のことをお聞きすることに依り、在りし日の息子の姿を思い浮かべ、いくらかの癒しになりました。
そんな息子のために。私たちの癒しのために。『息子、晃一の生きていた証し。』になるような追悼文集をまとめる事にしました。
追悼文集をまとめるに当たり、早い時期から多くの方に原稿をいただき、ありがとうございました。しかしながら、私達だけが、想いを書けずに今日まで来てしまいました。今回寄稿して頂いた皆様には、心よりお詫び申し上げます。
「晃一、追悼文集のまとめが遅れて、ごめんね。」
平成13年12月
鈴 木 茂 雄
お母様による「生命の手記」
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